君のそばで笑っていたくて






その日からと言うもの…




隣の席だから、消しゴムを取られたり授業中でもお構い無くちょっかいを出して来るようになった。




「中谷さん、ちょっといいかな…?」




あの人は確か有野誠斗君…だっけ?クラスが離れてるからよく分かんないけど。




「どうしたの?何か私に用?」




「話したい事があるから後で横の教室に来て!!」




私に話?何だろう。初めて話したし…




「やっと授業終わった!未来~弁当食べに行こ~」




「あ、ごめん…私呼び出しされたから!」




「先生から?」




「ううん、五組の有野君から!」




「え、マジ!?がんば☆」




何ががんばなのかな?(笑)




「え、うん」




よく意味が分からないまま教室を後にした。