「俺は小さい頃から自由がなかった。クラスではボディーガードがつき、周りはすべて大人だった。 でも15歳の時、芽琉と出会った。 あいつは本当に俺を幹ではなく翔哉として見てくれた。 他の奴のように俺を怖がりも慕うこともしないで、ただ普通に話かけてくれた。 本当に嬉しかった。 やっと友達ができたと思った。 俺らは放課後、普通の友達のように寄り道でどこかへ行ってた。 俺は幸せでずっとこんな日が続くと思った。