放課後

今日もいつも通り練習

30度近くの炎天下の中
皆さんご苦労様ですよ

「あ!咲矢先輩見っけ〜!」

好きな人って
どんなに人がいたとしても
すぐ見つけられるよね

汗を拭く時のさ
ちらっとお腹見えるのとか
エロかっこいいーっ

きゃー惚れるーっ
惚れ直すーっ

「みんなー、一旦休憩にしよう」

お、先輩方戻ってくる

私は早速タオル持って
咲矢先輩のとこへ

「やーあついですね
はい、これタオルです」

ついでに…

「あ、みなさんも!」

怪しまれるのやだからね
いちよみんなにも

「あちぃー
おー山本いつもさんきゅーな」

えへへてれる
そーいつもなんです
いつも渡してますです♡

「いえいえ
あ、そういえば今週の土曜日に
練習試合しないかって
風上高校に言われたんですけどどうします?」

「お、やるか!
あそこほんと強いとこなんだよなー
でも強い学校と戦えるの嬉しいよな!」

汗を拭きながら答える先輩

「あ、あと試合は
うちのとこでやって欲しいそうです」

「お、それはラッキーだ
向こうの学校まで行く手間が省けるからな」

うちの学校はバスとか使わないで
走っていくんだ
これも体力づくりだって
咲矢先輩が言うからさ
毎回キツイんだよ…
今回はほんとに助かります…

「それじゃあ風上高校に
連絡しておいてもいいですか?」

「あぁ、よろしくな
暑いからお前もちゃんと
水分補給しろよ?」

そういって私の頭を
ポンとたたいてから
水飲み場の方へ向かう先輩

え、ちょ、え?やばい
こんなことしてもらってもいいのかな

一気に体の熱が
上がっていくのがわかる

先輩に触れられた頭

マネージャーやっててよかった
こんな近くで先輩と話せる

これはマネージャーの特権だね