「とりあえず、ヘリをピストンで頼んでる。
 次の迎えが来たら、早城と神威君を搬送する。

 勇人、氷室たちと一緒に帰りは車で」


担架に乗せて、順番に運ぶヘリとのランデブー地点。


到着したヘリに、二人を乗せると
裕さんだけが乗り込んで、ヘリは飛び立つ。



そのまま私と勇と時雨はそれぞれの車に乗り込んで、
鷹宮へと続く道程を高速道路を走りながら帰宅した。



愛車、ミニクーパーを走らせながらも
黄金に降り注ぐ慈雨の奇跡を思い返してた。