茉菜は クリックした。


覚悟を、決めて




茉菜が一瞬にして消えた






目が覚めた茉菜は たった一人で
真っ白な世界にいた。

何もない、静かな世界。

突如、学校の扉みたいなのが
目の前に現れた。


「こういうのって、もっと
ファンシーじゃないの?」

茉菜はそう言って、苦笑しながら
扉に手をかけた ー

ゴォオォォオォォ!!!

突風が吹き 茉菜の体が浮く。

扉へと、吸い込まれていった…