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「んっ…」

あっ、治ってる。
良かった。

ーコンコンー

「はい…」

仁「おっ、起きてたか。
直、起きたばっかで悪いんだけど大事な
話があるんだ。」

「ん?なぁに?」

仁「直、落ち着いて聞いてほしい。
お前は、不良性貧血ってゆう病気なんだ。


「え?病気?
そっか!病気か!仁兄がすっごく深刻な顔して言うから、あとちょっとで死ぬとか言われんのかと思ったよー
あー、ビックリした。」

ふふっ。仁兄すごい驚いた顔してる。
だって、知ってたもん。
実は、さっき看護士さんと仁兄が話してるの聞いちゃったんだ。
でも、驚かないよ。

「実は、さっき看護士さんと仁兄が話してるの聞いちゃったんだ。
でも、自然と驚かなかった。
なんでかな?
でもね、ひとつ言えることは私は絶対に死なない。絶対に。
この前、仁兄に言われて気づいたんだ。
私のお兄ちゃんは誰?って。
私のお兄ちゃんはみんなすごい医者じゃないって。それに、簡単に私を死なせるような人達じゃない。ってね。
だから、大丈夫。私、頑張るよ。
不良性貧血はなかなか治らないんだよね。
でも、みんな頼りになる。
信頼できて、一番正義感のある、稜兄。
無愛想そうだけど実は、兄妹の中で一番しっかりしてる、仁兄。
明るくて、私LOVEな豪兄。
まだ、研修医だけど一番頼りになる、森兄。
大人しくて、無口だけど一番心が温かい、吟兄

こんなにすごいお兄ちゃんたちがいて私は幸福者だね。
だから、大丈夫。
これから迷惑かかるかもだけどよろしくお願いします。」