森「直?今、仁兄来るから落ち着こっか?」

「ゴホッゴホッゴホッうゴホッゴホッん。」

ーガチャー

仁「直~?大丈夫かー?
森、ベットに寝かせて。」

森「うん。」

仁「あー、熱あるな…しかも高いし。」

お兄ちゃんはナースコールを押して点滴を持ってきてもらうように頼んだ。

「お兄ちゃん、吐きそう…」

仁「はい、全部出していいぞ。」

「ケホッケホッケホッケホッ…ハァハァケホッケホッケホッケホッ」

うー…咳が邪魔してうまく吐けない…
苦しくて目には涙がたまってきたよ…

「ケホッケホッケホッ…ハァケホッ…」

仁「出せないか…」

助けて…
お兄ちゃん…

仁「直、口開けて?」

私は、言われた通り口を開けた。

仁「森、直の顔押さえといて。」

「おう。」

仁兄は、私の口に指をいれて上手く吐かせてくれた。

「ケホッケホッケホッケホッ…ハァハァハァケホッケホッ…もう…だいじょぶ…」

仁「まだ気持ち悪い?」

「さっきよりはマシ…」

仁「そっか。じゃあ、寝ろ。」

「うん。おやすみ。」