今日も朝がやってきた。

私は一人でご飯を作り一人で食べる。

いつものこと。

もう慣れた。

「早く学校行こう。」

私は一人つぶやいた

学校では私は一人ではない

だから早く学校に行きたい…

いつもの通学路

小鳥の鳴き声がうるさいくらい聞こえる。

「しーおーりっ!!!」

後ろからいつもの声が聞こえた

「綾おはよう」

「オッスしおり!!!今日もかわいいな!」

私の一番の友達。
真宮綾。
いつも冗談ばかり言うけどとても信頼できる

高校入学したときは友達なんかいらない
と思ってた。

でも前の席綾は私に積極的に
話しかけてくれた

最初は多少うざったかったけど
それでもいろいろあり今では毎日登下校する
仲だ。

それいらい私は一人ではなくなったのだ

綾は私の心の支えだ。

私は一人ではない………はず