さて、校門をでた私たちだが、
・・・・・・・・・・何じゃコリャアアアア!!!
彼からの「半径3m以内には入るな」という命令に
私は彼から3m離れて歩いている。
もしも、3m圏内、夢の3m圏内に1歩でも足を踏み入れたら大変なことになることは彼の性格からしてわかっている。
・・・・・いやいやいやいやいや!!私たちは彼氏彼女だ!
ここは、少々強引でも行くべきだ!そうだ!押した者がちだ!!
『ああああああ、あのさ、隣行っ「無理。くんな」
まだ、最後まで言ってないよーーーー??
おいおい、旦那さすがにこのあたしでも悲しいぞ?
『じゃ、じゃあ、あの、少し近づいても「いやだ。」
・・・そ、そうですよねー。
むー。何とかして夢の3m圏内へ入りたいっ!!
・・・・ドン!!
『・・いったー......ってごめん!!!』
あは☆背中にぶつかってた☆
・・・・ってそんな馬鹿言ってる場合じゃない!!
『ごめん!ごめん!ほんとごめん』
ズササササササーー
音が思わず聞こえてしまうほど勢いよく後ずさる。
「いい。それより、お前うち。着いた。」
え?
『あああああ!ありがとう!また明日!』
って....まだ、離れたくない。
でも、そんな事叶うはずない。
「ん。じゃあな」
『ばいばいっ』
