「ちょっと待て!!」





ッ....




『な!なによ!そんな大きい声で!』





「だから、俺はお前に用があってきたって言ってる。」





あ、あ、あ、あ、あたしに?!






『・・・・って、学校では必要なこと以外喋らないんでしょ!何堂々と自分で言ったこと破ってんのよ。』




少しドキドキしたことは言わないでおこう。





「・・・・っ。....これは、大事なことだと思ってるよ。自分で。」





今更なに?



そんな冷めた感情さえもでてきてしまう。





大好きなのに、今は辛い・・・・






「24日1年記念日。だよね。」






なななななななななななぜそれを?!今?!気づいた?!





『そうだけど!何よ今更!』






「ごめん。1年ほったらかしてごめん。無理なルール作ってごめん。俺自分に自信がなかったんだ。ずっと、お前が離れていっちゃうんだろうなって。それでつい試すようなことを....」






『試してみたって!なによ!あたし...は!あたしは!ずっとずっと好きだった!』






今まで泣きたいとも思わなかった彼との時間。




こんなにも泣きたいと思う彼との時間。





比較する必要があるだろうか。







「ごめん。俺気づいたんだ。お前の隣にいたいって。」





『っ....』






『あ、あたしだって!あんたの隣にいたいとずっと思ってた!』






「1年たって言って、遅すぎだとは思うけど、ちゃんと、付き合ってくれますか?....」








1年...いや、片思い期間からいえばもっとだろう。



そんなに想ってきた相手からの告白を断る必要があるのだろか。





『・・・はいっ!!』







「俺も、ずっと大好きだった。」







*甘い言葉しりとり~ルール~「俺も、ずっと大好きだった。」*

end