そして、避けられた私はといいますと、



綺麗に華麗に、美しく、地面にはりつ.....き..



・・・って、ん?



『...はり..つかな....い?何.....』






で・・・・・・ってウオアアアアアアアアアアアアアーーーーッ!!!!





顔を上げると、彼のドアップが。





そう、私が綺麗に華麗に美しく地面へとダイブしなかったのは、



彼が支えてくれていたから。






「....はああああ。」






彼の盛大な溜息にみまわれる。



彼の息が顔に!ッ・・・・って喜んでられる空気でもないわけで....






「......ったくもう、勝手に抱き着いてこないでよ。受け止められないでしょ。」






・・・へ?




「あのさ、俺が許可してからじゃないと、絶対抱きとめないからね。良い?」







『ははははははははははははははひひ!』







「....あのまま倒れてたら、今頃顔グッシャグシャで今以上にブサイクになってたと思うよ。」







こんな彼の毒舌の中にも優しさがあることを私は知っている。







だから、私は今日も彼に全力で愛を伝える。






『大好き!!』





「....知ってる。」










ぐはっ。・・・・・・死亡。











*甘い言葉しりとり~毒舌な彼~「....知ってる。」*

end