大切な人なのに…

学校にだってファンが数百人。

そんな涼介君の隣の席になれただけでも奇跡だよ…


「でーも!!このままでいいの美春は!?涼介君が他の子と付き合っちゃってもいいの!?」


そんな…雛花が必死になってもどーにもできないっしょ…笑

と言いたいのを我慢しそのまま目を涼介君の方に向けた


笑いながら友達と話してる…


その笑顔があたしは大好きなんだ…


でもこの笑顔はあたしだけが好きって言う訳じゃない。

涼介君のファンはきっとみんな好き。


それでもあたしはときどき思うんだ…

この笑顔を独り占めできないかって。



まぁそれは夢の夢…なんだけどね。