二つ結びの黒髪にどことなく漂う色気。 あたしのことを「しょーちゃん」と呼ぶのは一人だけ 「真ー乃ー!!」 ぎゅーーーーーーーー ぎゅーーーーーーーー ぎゅーーーーーーーー ぎゅーーーーー…… 「…しょーちゃん抱きついて泣かないでよ」 「だって…うっ…だって…うう」 さっきからあたしの平らな、平らな胸元にあたる感触。 「…真乃、察してやれ」 「何を?」