愛しい。愛しい。愛しい。



何よりも 誰よりも



君が愛しい。


「ねぇ、今夜も犯そう。君と僕の罪を。」



そう言って、君は笑う。

君は俺に口づける。


俺はそっとその頭を支えて、もっともっと深く呼吸を奪う。




罪だと分かっているはずなのに。


「――罪を僕に刻んで。」
「抱く……抱くよ。いいよね?」



止まらない。


トメラレナイ。


この衝動を。




さぁ、今宵も甘い罪を舐め、
――分け合おう。



君と 痛みと 罪だけを、


――信じて。


罰さえもきっと甘いはずだから。


これが俺達の愛だから。



――end――