もう一度、君と…。

私は「美人」とも言われるが、「冷たい」とも言われ続けてきた。


「真夏恋羽さん…ですか?」

空き教室に入ると、世に言うイケメンが立っていた。

「…そうね。私はその名前だと思っているけど」

少し笑うと、男子は真っ赤になる。

「す、すみません。緊張して…///」

「…座っても…いい?」

近くにあったパイプ椅子を引き寄せて座る。