「おう、来週は8時に学校な!」 私はその言葉に頷いて、ぺこりと頭を下げる。 歩き出した時、肩に掛けてあった鞄の重みが消えた。 「…?」 隣を見ると、少し恥ずかし気に私の鞄を持ってる朱井君がいた。 「も、持ちますよ」 「うん。ありがとう」 少し微笑むと、朱井君の頬が赤くなった。