もう一度、君と…。

「…ごめんね?美繋」

「…」

美繋は涙を堪えながら、私を見た。

「…恋羽姉ちゃんだけの問題や…ない」

そう言って、美繋は資料を持って私の部屋を出て行った。

「ちょ、美繋っ!?」

私は焦って、美繋を追いかけた。

まだ、第一志望校が決まってないよ…。

一階について…、リビングのドアを開けた。

そこには資料を見て呆気に取られているお父さんとお母さん…、そして美繋がいた。