もう一度、君と…。

「…恋羽姉ちゃんっ、コレ!」

「えっ?…あっ」

机の上に広げていた資料は、今や美繋の手の中…。

「…お父さんとお母さんに…、相談しないの?」

「っ…」

痛い所を突かれて、声という声も出なかった。

「…ねぇ、なんで?…あたしにも相談してくれなかったの?」

悲しそうに、俯いて呟く美繋。