そして、裕貴君の前に立つ。 「…裕貴君!…私ね?卒業したんだよ?」 私は花束をお墓に供えて、墓石に触れた。 「…それにね?…多和とも別れたの」 経緯を全て話す間に、涙が止まらなかった。 いつの間にか座り込んでるし…。 私の後ろに影が5つできた。 「…泣くんなら、励ましてやろうか…?」 私はどうすることも出来ずに、裕貴君のお墓を見続けていた。