夢旅行

遅刻ギリギリなのにも関わらずゆっくり歩いているといつもの爽やかな声が近づいてくる

「よっ!ふうま」
「おはよう。かなた」
本田かなた。彼は僕が小学校からの友達で、こんなそっけない僕とでも仲良くしてくれるいい奴だ
いわゆる幼馴染というやつだ

「今日もいい天気だな〜」
すごく明るく爽やかな声と顔でかなたが言った

「そうだね」
すごいそっけない声と顔で僕が返す

なぜこんなにも対照的な僕らが友達なのか自分でも不思議に思う