「あ! かっちゃんがいる!」
みのりの声にあたしも指をさす方を見る。
腕に腕章をつけたかっちゃんと生活指導の先生が屋台の側で立って歩く人を見ている。
「最近事件が多いから無理もないな」
翔平がポツリ言う。
「……うん」
かっちゃんはあたしたちに気づいたのかわからない。
かっちゃんはこちらの方を見ていたけれど、なんの反応もなく、あたしたちは通り過ぎた。
屋台でやきそばやお好み焼きなど好きなものを買って、河川敷の会場に出た。
やっと見つけた狭いスペースに敷物を敷いてあたしたちはくっついて座る。
「亜美っ、あそこ見て!」
「え?」
隣に座るみのりがあたしの腕をグイッとひっぱる。
「あっ!」
口まで運んでいたお好み焼きが、受け皿にして持っていた皿に落ちる。
お好み焼きの上に落ちて良かったと思いながら、みのりが指をさす方向を見ると、少し離れたところに小杉が女の子と並んで座っていた。
みのりの声にあたしも指をさす方を見る。
腕に腕章をつけたかっちゃんと生活指導の先生が屋台の側で立って歩く人を見ている。
「最近事件が多いから無理もないな」
翔平がポツリ言う。
「……うん」
かっちゃんはあたしたちに気づいたのかわからない。
かっちゃんはこちらの方を見ていたけれど、なんの反応もなく、あたしたちは通り過ぎた。
屋台でやきそばやお好み焼きなど好きなものを買って、河川敷の会場に出た。
やっと見つけた狭いスペースに敷物を敷いてあたしたちはくっついて座る。
「亜美っ、あそこ見て!」
「え?」
隣に座るみのりがあたしの腕をグイッとひっぱる。
「あっ!」
口まで運んでいたお好み焼きが、受け皿にして持っていた皿に落ちる。
お好み焼きの上に落ちて良かったと思いながら、みのりが指をさす方向を見ると、少し離れたところに小杉が女の子と並んで座っていた。


