君のせい






はぁ?????





別に、宇崎さんが誰といようと何をしようと、


男にモテようと、




それがあんたにどう関係すんだよ。


なんで、それがウザいってなるんだよ。



訳わかんねぇ。





言ってやりたい。


ガツンと、こいつらに言ってやりたい。



でも待て待て。


まだ3年始まって二日目。


しょっぱなから切れたら、私のイメージが。



我慢だ、我慢。



でも、やっぱ.......



が、我慢できねぇ........




「ちょっとさぁー」




私は我慢できなくて、椅子から立ち上がり、


ウザいウザいと言っていた女子たちの前まで、



ずかずかと歩いて行った。




「な、なによ、紺野さん」




小さい女子たちを見下すと、女子たちが一瞬怯んだ。



「何嫉妬してんだよ、見苦しいんだよ」




「は、はあ?」




「宇崎さんが、あんたたちになんかしたの?」




女子たちは、お互いに目を見合わせていた。



「べっ、別になんかされたわけじゃないんだけど、

なんかムカつくんだよ。


彼氏いるくせに、他の男といるとか、


男に媚びているとことか、


すっごいむかつく、ウザい。




紺野さんもそう思わない?」





私は一歩また女子たちに近づいた。



「別に。全然。


宇崎さんのことよりも、あんたたちの方がよっぽどウザい。


ひとりに対して集団で、やり方きたねーよ。


宇崎さんがモテて、あんたたちなんか困るわけ?


どっか痛いわけ?



関係ないじゃん。


モテない女の僻みかよって思われてもいいわけ?



もう、ほっといてやんなよ」