ズボラ女子が恋をした場合。



「そうですね……あっ!!」
満面な笑顔で手を振る茉莉ちゃんにつられて、改札口に目を向けると、


「ごめんね!お待たせしました!!」

少し小走りでこちらへ向かう鈴菜ちゃん、とその後ろに例のイケメン木島くんが居た。



「いいえ、全然待ってないです!今日、すごく楽しみにしていました!あっ、木島くん、こんにちは」

茉莉ちゃん、わかりやすいな。
挨拶された木島くんは茉莉ちゃんに何組の誰かと自己紹介をしていた。


茉莉ちゃんから少し話には聞いてたけど、本当に学校ではあまり接点はなさそうな感じだな。



「あはは、私も楽しみ…、だったよ!ほら遥斗、自己紹介ちゃんとして」

お、楽しみのところ、ちょっと迷った?いや、こっちも分かりやすいな。