ズボラ女子が恋をした場合。





―日向side―


自動ドアが開くと、エアコンの冷気が一気に体を包み込む。


「めちゃくちゃ冷房きいてるー最高!!」
「本当涼しいなー……」


部活帰り。
同じ予備校に通ってるやつと一緒に夏期講習を受けに来た。




取ってる授業の教室前の座席表を確認して、自分の席に着く。授業までまだ時間あるな、予習でもしてようかな。



「あ、茉莉ちゃん」
隣の席の子、見覚えのあるなぁと思ってたら、

「…こんにちは」
ぺこりと頭を下げる茉莉ちゃんだった。



「お疲れ、この授業取ってたんだ」

カバンからテキストやペンケースを取り出しながら茉莉ちゃんに話しかける。



普段は同じ英語の授業を取っていて、
一年の時から一緒だったから、何度か話したことがある。

まぁ、いつも俺から話しかけてるけど。