電車で一時間ほど揺られ、駅から水族館へは徒歩で向かう。
同じ目的地へ向かっているであろう家族連れやカップルが沢山居る。
ふと、手を繋いだ同い年くらいのカップルが横を通る。
……私と遥斗は、どう見られてるんだろう。
周りからは、どう見られてるんだろう。
兄弟?いやいや。
友達…?あぁ、うん。
……カップル……?
ぼーっとそんなことを考えていたら、ふと手を握られ、びっくりして遥斗を見ると、
「…今日は、こうしてても、いい?」
顔を赤くしながら遥斗はこちらを見つめていた。
「…うん」
遥斗と手を繋ぐのは、いやじゃない。
むしろ、安心する。
ただ、小さい頃とは違う感覚に、私はドキドキしていることを自覚している。


