ズボラ女子が恋をした場合。



電話を耳に当てながら振り返ると、

「あっ!」

少しだけ離れていたところにサッカー部のユニフォームを着た男子高校生集団の中に、
「日向!」

日向が居た。

電話を切ると、日向がこちらに向かって歩いてきた。



「いつから私がここに居るって気づいたの?」

てかユニフォーム姿イケメン過ぎて夜なのにまぶしい……。



「ん?本当に偶然に見つけた。やっぱ運命なんだよ。なんつって」
そう言っていたずらっぽく笑う日向。


「やっぱり」
「え?」

「予想通り、すごく似合ってて、可愛い」


優しい笑みを浮かべながらそう言ってくれる日向を見て、
「日向の彼女になる人って、きっとすごく幸せだろうね」

本当にそう思った。


きっと毎日こんな感じで可愛いって言ってくれるんだろうなって、そう思った。



「うん、俺、幸せにするよ、絶対。だから」


日向の手が伸びてきて、私の髪飾りを撫でながら、


「俺の彼女に、なる?」

じっと目を見つめてきた。