ズボラ女子が恋をした場合。




「もしもし??」


前回公園での出来事の後もちょいちょい連絡が取ってたけど、電話は久しぶりだ。



『鈴菜ちゃん?やっほ、何してる?』
「今花火大会に来てるよ!もう今日は部活終わったの?」

『そう、部活終わって、今部活のやつらと花火大会に来てるんだ。鈴菜ちゃんもお友達と来てるの?』



えーと…、友達っちゃー友達だけど、
前回のことがあったから、ちょっと遥斗の名前を上げるのは……。



『あれ?困らせちゃった?』


返す言葉が見つからなくて黙り込んでると、日向がごめんごめんと言いながら、

『今日って、浴衣だったりする?』
そう聞いてきた。



「う、うん!そう!友達のお母さんに着せてもらったの」

話がそれてよかった……。



『いいね、浴衣、何色?』
「水色だよ!すっごく久しぶりに着たから、ちょっと照れ臭いんだよね」

『水色か、きっと似合っててすごく可愛いだろうな』


そう、日向って本当女の子慣れしてるっていうか、
なんかこう、自然にこういうことが言えるのってすごい。



『鈴菜ちゃんの浴衣姿、見たいなー、なんちゃって』
「いやー、そう言われると恥ずかしいなー」


『ねぇ』
「ん?なに?」


『後ろ見て』
「え?」