「どう?似合う?」
頭を傾げながらちょっと上目遣いで美咲に聞くと、
「それ、あとで遥斗の前でやってみて」
美咲はニヤニヤしながらそういう。
「やめてよー、こんなのお前がやることじゃねぇわって、言うに決まってるじゃん」
「ううん、言わない」
「え?」
「すず、かわいいって、きっとそう言うよ。
かき氷賭けてもいいよ?」
自信満々の美咲を見て、どこからその自信が湧いてくるんだろうって不思議に思った。
少し蒸し暑い。
やきそばのにおい。
子供たちがはしゃぐ姿。
浴衣着たかわいい女の子たち。
ビール片手にうちわを仰ぐ大人たち。
「あっ、拓哉と遥斗だ!ごめんねお待たせ!」
待ち合わせ場所へ行き、遥斗と拓哉の姿を見つけると、美咲は私の手を引き走り出す。


