「一目、惚れ?」
遥斗の眉間のしわはより一層深くなる。
「こいつ、うぶなんで。遊ぶのには向いてないっすよ」
…こんなに、怒ってる遥斗を見たのは久しぶりだった。
あれ、最後に怒ったのはいつだっけ…。
ちょっと思い出せない…。
「俺は本気だよ」
日向の真剣な目に、心臓が大きく跳ね上がった。
な、なにこれ。
本当に本気で、好きって言われてるみたい。
もう無理…、ドキドキしすぎてこの空気に耐えられない…!!
「あっ、あのっ!私、喉乾いちゃったなぁ~!さぁて、もう帰りましょうか!!」
自分の荷物を素早くとり、遥斗の腕を引っ張る。
早くこの場から立ち去りたい、その一心で下を向いて歩いた。


