ズボラ女子が恋をした場合。




そんな遥斗の沈黙により一層会場が盛り上がる。



「え、誰々!?」
「これ公開告白のパターンあり?」
「あんなイケメンだったら拒否する人いないでしょ」


そんな声も入ってくる。



「……居ます」

会場内が終始ざわついてる。



「いっそうのこと、ここでもう一度告白しようって、今、思ったけど……」

遥斗は少し笑うと、



「相手の気持ちがちゃんと固まるまで、……俺待ってるんで。俺のことを好きだって思える日が、いつか来たらいいなって思ってます!!以上!委員長もうこれくらいで勘弁してください!!」


そう言って、委員長に抱き着いて、会場の笑いを誘って、無事ミスターコンが終了した。