ミスター発表まであと30分。
みんな結果発表を見に体育館へ向かってるから、お店も結構落ち着いてる。
遥斗もステージに立つから、すでに会場に向かってる。
「というか、行かなくていいの?」
「んー……」
行きたい。ステージの上の遥斗を見たい。
もじもじ悩んでいると、
「ねぇここ落ち着いてるし、鈴菜行ってきなよ、美咲と拓哉も」
同じ接客班の子がそう話しかけてくれた。
「いいの?」
美咲がそう聞くと、
「うん、だって木島くん出るんでしょう?一番仲が良い3人が行かなくてどうするの」
そんな優しい言葉が返ってきた。
「ありがとう!!じゃぁ、お言葉に甘えて!行こ!!」
美咲は私と拓哉の手を引っ張り、体育館へと向かった。
「すごい人だ……」
体育館は熱気に包まれていた。
「ほら、前の方行くよ!」
美咲に引っ張られるまま、ステージの前へと向かう。
女子が多いかと思えば、意外と男子も来ている。
さすが目玉。ミスコンの実施がない分、ミスターに熱意が流れてるのかな。


