「小さい頃から、遥斗と一緒に居るのが当たり前で。お互いバカやりながら、ずっとこうして側に居るのかなと思ってた。
少し傲慢だったしずるいかもしれないけど、幼馴染というポジションに甘んじてたと思う」
「うん」
遥斗今まで、女の子にどれだけ告白されても、
絶対誰かと付き合ったりしなかった。
好きな人の話も、なんだかお互い暗黙の了解みたいな感じで、二人ともしなかった。
いや、そもそも私の場合は本当に好き!って思う人が居なかったというか……、まぁ浮いた話一つなかったんだけど。
恋バナは、聞いてる方が楽しいって、思ってた。
だから、日向と出会った時の話をしたのが、きっかけというか、あれが初めてなのかもしれない。
「遥斗の隣に、これからも私が居たらいいなって、思った時、これが好きなのかな……、って」
抱きしめられた時に感じた、
遥斗の体温とか、匂いとか、
あの優しい目や声。
ほかの女の子には、見せたくないと思った。
ずっと独り占めしたいと思った。


