「あっ、いや「遥斗ー!呼んでるよー!」
一人であわあわしていると、クラスの男子の声が教室のドアの方から聞こえ、
遥斗にお呼びがかかったかと思えば、女の子二人組がこちらを見ていた。
「え?何?」
遥斗は飲んでいたスポーツドリンクを机上に置くと、ドアの方に向かう。
何を話しているのか、ここからは聞こえない。
そのうち一人の女の子と廊下へ出て、そしてどこかへ行ってしまった。
「なんだろうね?」
拓哉は目で遥斗を追いながらそう呟く。
あっ……。
ふと女子トイレで聞こえた言葉が脳裏に浮かぶ。
……告白……、じゃないのかな……。
「告白じゃない?」
美咲がそう言うと、
「あー、なるほど。遥斗くんさすがだわ。青春ですね~」
拓哉は納得したかのように頷く。


