なぜかまた照れる遥斗。 「走ってくれたお礼にジュースおごるから」 「ジュースも嬉しいけど、なんて書いてあったの?」 今度は私が遥斗の顔を覗き込むと、 遥斗は一瞬迷いを見せたけど、ポケットから取り出して、私に見せる。 メモを見ると、 「……っ…」 そこに書いてあったのは、 「すずしか居ねぇだろ、こんなの」 『好きな人』 だった。 メモをしまうと、遥斗は自販機行くぞと言って、再び私の手を引っ張り歩き出す。