配られたハチマキを結ぼうと鏡の前で奮闘していると、
「ちゃんと日焼け止め塗ったー?」
すでにハチマキを巻き終えた美咲が話しかけてきた。
今日はよく晴れてる。
湿気もそこまで感じなくて、まさに体育祭日和だ。
「まさかこんなに晴れると思わなくて、持ってきてないんだよね……」
「まぁそうだろうと思った。これ使いな」
美咲はそう言って、私の机の上に日焼けを置いた。
「え、ありがとう!!」
「いいのいいのー。それより、ポニーテール、かわいいじゃん」
美咲は頬杖をついて、隣でにやにやしながらこちらを見ている。
「本当?かわいい?」
上目遣いで頭を傾げながら美咲を見つめると、
「いいねぇーポニーテール!なっ、遥斗!」
拓哉と遥斗がこちらにやってくる。


