ズボラ女子が恋をした場合。




今日も一日学校が終わる。もうすぐ体育祭だ。

今日は文化祭の準備もないから、久しぶりにラーメン食べて帰ろうかな。
ここのところ、ずっと食べられてなかったから。



なんだか最近、乙女モードというか……。
こんな自分に慣れてなさ過ぎて、変な感じがする。


と、そんなことを思いながらぼんやり靴を履き替えようとしていると、校門の方がやたらざわざわしていることに気づく。



いや、まぁ、いつもざわざわしてるけど、

「あの人めっちゃかっこよくない?」とか、
「うちの学校に彼女が居るのかな」とか、

そんなことを話しながら少し興奮気味の女子が横を通る。



何々、他校からイケメンが来てるのかな。
彼女のお迎えかなぁ、いいね、ラブラブで何よりだ。


と思っていたが、ガールズの視線を集めていたのは、



「……日向?」

イヤホンをして、壁に寄り掛かった日向だった。