体育祭の準備は主に実行員会で行っているので、我々は文化祭の準備を進めていた。
あぁ、なんかこうして放課後残って準備しているこの瞬間も、何年かしたら思い出に変わるのだろうか……。
「こらすず何サボってんだよ」
「わっ」
いきなり頬っぺたに冷たい感覚が走ったことに驚いていると、横に来た遥斗は楽しそうに笑ってた。
「何!?驚かさないでよー!」
「じゃぁこのジュースいらないの?」
「え、いる!」
遥斗から缶を受け取り開けると、プシュッと小刻みのいい音がする。
「っはぁー、おいしい!ありがとう!」
「一口ちょうだい」
「あっ、はい」
遥斗は私から缶を受け取り、そのままぐいっと喉に流し込んだ。
「っ、めっちゃうまい」
って……。
何も気にせずそのまま渡したけど、
い、今のって……、
……間接、キスって、やつ……?


