「え、当たり!?誰々、教えて!」
てか、なんか石鹸のいい匂いした。
「…教えない」
そう言いながらベンチに腰かけると、
「何それケチー」
実晴も隣に座る。
「そっちこそ、彼氏とうまくいってるの?」
確か、実晴には中学の時から付き合ってた彼氏が居るのを聞いたことがある。
「もう、それいつの話よ。もう半年前には別れた」
「あっ、そうなのか、ごめん」
「いやいや謝らないで、もう全然なんともないからさ」
実晴はそう言ってケロッとしてるけど、
なんか俺、もっと周りに興味持たないとなぁ……。
「今は好きな人とか居るの?」
そう聞くと、
「居るよ」
実晴はにやりと笑う。
へぇ、みんななんだかんだ恋してるんだなぁ。
あっ、なんだ今の、なんか俺乙女かっ。


