ズボラ女子が恋をした場合。




―遥斗side―



9月なのにめちゃくちゃ暑い。



「美咲と清谷、予想通り接客班だったな」

ロッカーのドアを閉めながら、
先に着替え終わった拓哉は俺を見てそう言った。



「あぁ、みたいだな」

「楽しみだな、メイド服」

ちらりと拓哉の方を見ると、
にやにやしながらこっちを見ていた。



「お前、マジで変態だな」

「お?とか言っている遥斗くんは楽しみじゃないんですかー?」

「うるせー」


めちゃくちゃ楽しみだわバーカ。



「あーあ。そんな素直じゃない遥斗くんにはいいこと教えてあげないんだから」

そう言って両ほっぺを可愛らしく膨らませる拓哉だが全然可愛くねぇな。



「くん付けやめろよ。いいことってなに?」

着替え終わったのでロッカー閉めて、ミネラルウォーターを一口飲む。