「…すず」
「ん?」
遊園地から帰ってきた。
遥斗がちょっと公園に寄ろうって言うから、二人で家の近くの公園に寄ることにした。
久しぶりにブランコに乗った。
子供の頃みたいに大きく漕いだりしないけど、ゆっくりゆらゆらと揺られてる感じ、結構好き。
「今日、…観覧車でなんかあったのか」
「…え?」
ふと横のブランコに座ってる遥斗の方を見ると、遥斗はこちらをじっと見ていた。
「なんで?」
よく分からないけど、悪いことをしている訳ではないのに、妙にドギマギしてしまう。
「変だから。観覧車から降りたあとのすずも、…あいつも」
「…別に何もなかったよ」
嘘ついた。
なんでなのかは自分でも分からない。


