太陽が沈みかけている。
「おぉ、結構動きはゆっくりだね」
向かいに座って、観覧車の外の景色を眺めながら鈴菜ちゃんはそう言った。
「今日は来てくれてありがとう、木島くんも連れてきてもらって」
「あっ、ううん、誘ってくれてありがとう、来てよかった!でも、……遥斗ずっとあんな感じで、なんかごめんね?」
…ん、なんか妬けるな。
鈴菜ちゃんの口から木島くんの名前が出てくると。
二人の関係の深さに、改めて気づかされる。
あれ俺って、こんな嫉妬深いんだっけ??
「もう少し時間はかかると思うけど、木島くんとは仲良くなれる気がするんだよね」
あんな分かりやすくてまっすぐな人、
そうそう居ないだろうし。
自分自身の気持ちに正直なところとか、結構好きだよ。


