「えっ……あの不動産屋さんも?でも、あの人は小林じゃなかった……」
「彼は結婚する時、婿養子になったので現在は虹川ですが、元々は小林です」
「そうだったの……」
そして、50万の借金を抱えた私の所にイケメン弁護士がやって来て、お母さんが亡くなり遺産があると言い、お母さんの形見のバックを私に渡す。
そのバックの中には、借金と同額の50万を入れ、私がその50万で借金を返すよう仕向けた。
で、お母さんには5千万の借金があり、既に遺産を使ってしまった私には遺産放棄は出来ないと脅す。
こうして私はまんまとインチキ占い師にされてしまったんだ。
「鈴音さんに借金を背負わせたのは、島へ帰れないようにする為だったのです」
全て仕組まれていたことだったなんて……人間不信になりそうだ……
ショックでうな垂れている私に、今までずっと手を握ってくれていたお母さんが謝ってくる。
「ごめんね、鈴音……本当はね、当初の予定では占い師になるのは宅磨だったのよ。でも宅磨がどうしてもイヤだと言うから……」
「え゛っ……マジですか?」
なるほど……だからイケメン弁護士は、あんなに必死に私を占い師にしようとしてたのか……
ギロッとイケメン弁護士を睨むと、慌てて言い訳を始めた。
「な、なんですか?私は弁護士ですよ。占い師なんて出来るワケないでしょ?」
「そんなことない!やろうと思えば出来たはず。てか、なんでわざわざ占い師をしないといけなかったんですか?」
「それは、太一郎さんに恩義があったからです。秘密結社の団結の為には、心のより所がどうしても必要だったのです」
もぉ~またワケの分かんない話しになってきた~
「恩義って、なんの恩義ですか?」



