気付けばイケメン弁護士の姿は無く陸さんと二人っきり。私は陸さんの側を一時も離れず寄り添いっていた。
「宅磨に聞いたよ。お前のばあちゃんをこっちに呼んで、一緒に暮らすことになったそうだな」
「えっ?弁護士先生そんな話ししたの?」
陸さんが怪我して大変な時に、なんでばあちゃんのことなんて言うんだろう?陸さんが元気になってからでもいいのに……
「お前のばあちゃん一人で島に居るんだろ?何かあっちゃいけないし、早くこっちに呼んでやれよ」
「う……ん、有難う。でも今は陸さんの方が心配だから…」
そう言った私の唇を陸さんが指でなぞり微笑んだと思ったら、突然その手が後頭部に伸び引き寄せられた。
「―――んんっ……」
久しぶりに感じる彼の唇の温かさに胸の奥がキュンとなり、体の芯が一気に熱くなる……
怪我してるのに、こんなことしていいのかな?なんて疑問が頭の片隅をチラッと過ったけど、数秒後には、そんなこと頭の中から綺麗サッパリ消えていた。
夢中で陸さんの唇を追い、もっともっとと舌を絡める。そして、彼の体に覆い被さり溢れる想いをキスに込めた。
すると、陸さんの口から嬉しい一言。
「キス……上手くなったな……」
「ホント?」
「あぁ、激し過ぎて食われそうだ……」
「もぅ!!何それー」
スネたフリしたけど、ホントはね、凄く嬉しかったんだよ。こうやって好きな人と過ごせる時間が何よりも幸せ……
それを教えてくれたのは、そう……目の前で優しく微笑む陸さんなんだよ。
ずっと、ずーっと、一緒に居てね……
私はこの気持ちを抑えることが出来ず、もう一度、陸さんに激しいキスをした―――



