そこから先は、甘くて妖しいでんじゃらすゾーン。【完】


小悪魔みたいにほくそ笑んだユミちゃんが私の耳元で囁く。


「チビちゃんが寝てるから電気は消してるし、あたしのフリして陸君の部屋に行ってベットに潜り込んじゃえばいいのよ~」

「えぇっ!!」

「陸君って、飲むと直ぐ寝ちゃう人だから10時頃なら熟睡してるはず。寝ぼけてるからあたしが来たって勘違いするって!それに、始まっちゃえば陸君だって途中で止めるなんて出来ないよ」


ユミちゃん……本気で言ってるの?


「……きっと、直ぐバレますよ」

「そんなのやってみなきゃ分かんないよ。それに、通販で買ったパンツも届いたことだし、アレで勝負だよ!」


なんだか凄い展開になってきた。ユミちゃんはすっかりその気になってるけど、私はとても上手くいくとは思えない。


いくら寝起きでボーっとしてるからって、私とユミちゃんの違いは分かるでしょ?それに、私だと気付いた陸さんに思いっきり拒否られたら……立ち直れない。


「そうと決まれば、まずお風呂!サッパリしておいで~」


私の不安なんてどこ吹く風。ノリノリのユミちゃん。


強引に背中を押され仕方なく立ち上がったんだけど、いざお風呂に入るといつもより丁寧に体を洗ってる自分に気付き恥ずかしくなる。


さっきまでユミちゃんのありえない提案に疑問を持っていたのに、私ったらヤる気満々じゃない。


でも、このままじゃ埒が明かない。覚悟を決めるしかないのかなぁ……


何気に地球滅亡は怖かったが、ユミちゃんの作戦に乗るしか方法がないような気がしてきた。


尻込みしてたらいつまで経っても話しは進まない。一か八か……やってみるか!


よし!そうと決まれば隅々まで綺麗にしなくっちゃ!