朧気な世界の中
遠くの方から
聞こえる


足音と扉を開く音
“起きた”と
覗く顔と香る
珈琲の匂い
一人ではない
確かな幸せ


せっかくだから
もう少し
寝たふりしてようかな


だって
髪に触れる君の指が
心地いいから