【新】俺様社長の溺愛

勢いよく開けたオフィスのドア。

社員達が驚き一斉にこちらを凝視。

だが、そんな事お構いなしに、オレは安西の所に進んだ。


「…社長直々に何の用ですか?」

友人である安西だが、ここでは上司と部下だ。

安西は驚いている。


「大事な話だ、着いて来い」

オレの低い声、険しい顔に、安西も何事かあったんだと察し、

無言でうなずきついてきた。

…周りの社員達は、緊迫した空気に、皆、

息を呑んでいた。



・・・・誰も使われない部屋に、安西と二人。

「秀人、仕事中にどうした?

うちの部下が、何かへまでもやらかしたのか?」

安西の言葉に首を振った。


「・・・じゃあなんだよ?」