それにやっと我に帰ったお義父さんが、

「美鈴、そんなに質問攻めにしたら、愛海が困ってるだろ?」

そう一喝した。

その言葉に、お義母さんも、苦笑い。


「そうね、順番にゆっくり聞かなきゃね」

そう言ってもう一度、私を見た。


「妊娠中も何かと困る事もあると思うのよ。

私に、何でも相談して、愛海。

出産してからの育児も、手伝うから、どんどん頼ってね」

優しい言葉に、目頭が熱くなる。



「はい、不安が一杯で・・・

お義母さんの事、たくさん頼りにしてます」

そう言って微笑めば、お義母さんは二度頷いて見せた。


「秀人も父親か・・・育児は大変だぞ」

「あら、お父さんは、仕事ばっかりでしたけどね?

秀人、仕事も大変だと思うけど、育児も簡単じゃないわ。

愛海をしっかり手伝ってあげなさい」


「・・・はい」

お義父さんとお義母さんの会話が、可笑しくて、

私も、秀人も、笑いが絶えなかった。