私は昨日、
奏太に、別れを告げた

鏡で顔を見たら
目が赤く、腫れ上がっていた


それもそのはず


昨日私は、
家に帰って来て
ずっと泣いていたのだから…



憂鬱な気持ちで
学校に着いてしまった


「おはよ、真希」

一番に話掛けてくれたのは
夏華だった。


あっ言ってなかったけど
同じクラスなんだよね…


はぁ…こんな時に
同じクラスだなんて…


夏華が耳元で
「一限サボろ」
と言ってきた


こんなに目が腫れた状態で
授業にでたら
間違い無く先生に
聞かれるのは目に見えてる


「うん」
私は頷いた