半月ほど前...


私はこの学校に入学した


そして、見つけたイケメンの先輩!

待ってましたよ!って感じ!

「やばくない?!きゃーやばい!」


入学してすぐ仲良くなった

華原未沙(カハラミサ)と

騒いでいた。



「やばいねっ拓先輩って言うらしいよっ!」


情報早いな。


さすが未沙。


「さすが彼氏が3年ならなんでも知ってるね」


そう入学して1、2ヶ月しかたってないというのに

未沙は3年の彼氏ができた。


私は完全に置いてかれたな


「未唯あんたかわいいんだから
彼氏の一人や二人は簡単じゃんか」


まぁ、今まで付き合ったことがないわけじゃないけどさ

やっぱ付き合う人はかっこいい人がいいじゃん?


だから、それなりの人を選んできた


だけど、みんなことごとく

私の顔だけを見ていた。


かわいいから。


自慢になるから。



とかいう理由だった。


「あっじゃぁじゃぁ
拓先輩はちょっと難があるから
その隣のーー優先輩は??」


「は?どういうこと?」


「だーかーらーっ
拓先輩じゃなくて優先輩と付き合ってー
で、拓先輩に近づくってのは?
どーよ?」


ちょー悪そうな顔してるよ


「あんた、それはどうよ」


いくらなんでもさぁー


優先輩かわいそうじゃない?


「いいじゃんかー
優先輩もそれなりにいい感じだし?」


うーまぁ確かにねーー


「まぁ、ねぇー」


悪くないかな?



「よしゃっ!じゃあ、早速
計画たてっぞっ!」



めちゃめちゃ張り切ってるしー



こうして、優先輩への告白&拓先輩に近づく大作戦が計画させられた。



その日から徐々に優先輩に
アタックしていった。