俺の願いは叶ったのか?

叶わなかったのか?

そう考え続けた10ヶ月だった。

絢は起きる見込みがなくてずっと眠り続けてる。

もう、俺らは十分傷ついた。

いや絢は……かな。

俺は絢を裏切った最低なやつなんだ。だからこんな地獄いつまでもいつまでも続くんだ。

俺は最低なやつ。

『俺は最低なやつ……。』

『そんなんじゃないよ?』

『えっ?』

今、絢の声が聞こえてきた。

『裕二は最低なやつじゃない。』

『あ……や。』